引越事業者優良認定制度を「引越安心マーク制度」といい、
安全・安心な引越―ビスの提供を行う事業者に認定するというもの。
平成26年度の創設され、現在は323事業者が認定を受けている。
ところで、
引越事業者ってそんなに多かったの?
という素朴な疑問から、
引越業界について、調べてみた。
【データ】
■市場規模 4000憶円
■事業者数 3000社(内、引越安心マーク認定323社)
■トップ10
①「サカイ」 (700億円) 幅広い支持、客単価高い
②「アート」 (600億円) 個人客への独自性に薄れ
③「ハト組合」(270億円) サービスと価格差別化
④「アリさん」(270億円) サカイのフォロアー
・・・ここまでが大手4社・・・
⑤「ハート」 (80億円)
⑥「アーク」 (55億円)
⑦「ファミリー」(22億円)
⑧「ベスト」 (20憶円)
⑨「人力」 (14憶円)
⑩「アップル」 (11憶円)
・・・ここまでが中堅6社・・・
さて、
コトラーの競争地位戦略(参考:NRI「競争地位戦略」)では
1)リーダー
2)チャレンジャー
3)フォロアー
4)ニッチャー
となるのだが、
この業界に当てはめると
リーダー | フォロアー |
業界最大手
●「サカイ」一強 ●「アート」もここ |
リーダー・チャレンジャーに追随、競合しない二次的市場狙う
●「アリさん」と中堅6社 |
チャレンジャー | ニッチャー |
リーダーに挑戦する企業(2番手、時には2・3番手)
●安易に一位の真似をしない(差別化)や(価格戦略) ●「ハト」 |
ニッチ(穴場)で独自の展開
●中小・小規模事業者 |
中小・小規模事業者は《新規参入⇔廃業》が激しい
最近はインターネットで価格比較できるので、独自の「売り」がない中小事業者は苦しい
「引越安心マーク認定」をとることは、
知名度の低い中小・小規模事業者にとって、
ニッチ分野で業績を上がるためのベース
競争の土俵に乗るための
「必須アイテム!」
かもしれない