中小企業診断士試験令和3年度試験を解く(経済23)

 

第23問 自由貿易協定で果物の輸入が自由化し、国内価格が国際価格となった時の消費者余剰と生産者余剰に関する記述で最適なものを問う。

答エ

(解説)消費者余剰と生産者余剰は問19と同じ。 

  これを参考に考える。

  ♦果物の輸入自由化で消費者余剰は増え{⑶⑷と⑵}生産者は⑵の余剰部分を失い⑴のみが残る。⑵は消費者余剰に転化される。

  ♦結果、総余剰は⑶⑷だけ増える。

 

中小企業診断士試験令和3年度試験を解く(経済20,21,22)

 

問20 入場料とアトラクション料金を取る遊園地の需要曲線について適切な記述を問う。

答ウ a誤b正c正

(解説)●A点費用2400円 ●消費者余剰はB点は三角形700B200の面積、A点は三角形700A400の面積

 

問21 消費の競合性と排除性に関する記述で、適切な組み合わせを問う。

   答イ a正b正c誤

(解説)●共有資源は対価を払わない人を排除できないが、乱獲という競合がある●クラブ財は記載通り●公共財は(消費の)非競合性と非排除性の性質

 

問22 労働市場に関する図について、最も適切な記述を問う。

答イ  aとc

(解説)●「最低賃金が賃金価格帯の下限値」なので、aは正となるがdは影響なし✖ ●労働市場開放は労働供給 ●資本投入量増加→労働生産性アップ→賃金上昇